しかし、新型コロナウイルスの感染が広がる中、政府から交流事業の中止を決めたとの連絡があったことが市への取材で分かりました。

柳川市は「来ていただける前提で準備を進めていたので、中止は残念だが致し方ない。また機会があれば、交流を続けていきたい」としています。

柳川市と同様にオセアニアの15の国と地域のホストタウンになっている福岡県みやま市は、予定していた海外からの受け入れをやめ、国内に住むパプアニューギニアとマーシャル諸島からの留学生合わせて2人を18日から受け入れて、交流事業を行っています。

和歌山 みなべ町「世界農業遺産」会議など中止に

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、全国一の梅の産地、和歌山県みなべ町では20日に予定されていた全国から農業関係者が集まって伝統的な農業の保全方法などについて話し合う会議やシンポジウムが中止になりました。

梅の生産が盛んなみなべ町や周辺の地域で400年余り続く梅づくりは、FAO=国連食糧農業機関から「世界農業遺産」に認定されています。

みなべ町では、20日に同じ「世界農業遺産」に認定されている宮城県や石川県など、全国11の地域から自治体関係者や生産者およそ70人が出席する会議や農業の保全の在り方などについて考える一般向けのシンポジウムが予定されていました。